※こちらの記事は、旧サイトに掲載していたものに加筆修正を加えたものです
こんにちは、烏兎のマスターです。
本日は当店オリジナル「茶粥に合うブレンドシリーズ」についてお伝えさせていただきます。
茶粥に合うブレンドシリーズは、お茶としていただくのはもちろんのこと、茶粥やお茶漬けにも合うようにお作りしているブレンドティーです。
フィルターパックになっていて使いやすく、例えば茶粥なら、ご飯と一緒にお鍋で煮るだけで簡単にお作りいただけます。
茶粥にはあまり馴染みのない方もおられると思いますので、そもそも茶粥って何?というところからお話させていただきます。
よかったら最後までお読みください。
さっそくですが、そもそも茶粥って何?
茶粥とはお茶で作ったお粥のことですが、関東近郊にお住まいの方は、あまり茶粥を食べる習慣はないのではないでしょうか?
烏兎さんは浜松出身の祖母のもと「ご飯+お茶」といえば〝お茶漬け〟で、茶粥文化を知らずに育っています。
(浜松でも茶粥を召し上がることはあるかもしれませんが、うちでは食べなかったんですよ~)
何人かの知人にも聞いてみたのですが、「あることは知っているけど、食べたことがない」という答えがほとどんでした。
というわけでまずは茶粥についてお伝えしたいと思います。
茶粥を食べる地域
茶粥といえば奈良が「大和の茶粥」と呼ばれていて有名です。
そのため、茶粥は奈良が発祥という説が有力1です。
主に西日本の郷土料理として奈良のほか、県民の半分が茶粥が主食というのが和歌山県です。
この辺りの地方では親しみを込めて「おかいさん」と呼ばれています。
また、大阪や京都などでも食べられていて、山口県でも日常的に食べられているようです。
加賀棒茶で有名な石川県にも茶粥があるのですが、やはり茶処ではよく食べられているかもしれませんね。
(静岡もでしょうか?情報あれば教えてください)
ぐぐっと北上して東日本では、青森や宮城が茶粥を食べるようです。
そしてそんな茶粥、使う茶葉や作り方が各家庭によって異なり、まさにそれが「家の味」となっているのですね。
茶粥に芋や豆類、根菜や葉物野菜を加えて作るというおうちも多いそうですが、芋、ゴボウ、大根などの根菜類は食物繊維が多く、嬉しい食事になりますね。
↑こちらはサツマイモを加え、ルイボス茶で炊いた茶粥ですが、サツマイモの甘みとルイボス茶のさっぱり感はとても相性が良かったです。
茶粥の作り方は一般的に、先にお茶を煮出してからお米を入れて炊くそうですが、こちらも特に決まりはなく、途中で茶袋を入れる作り方や、最初から米と茶袋を一緒に入れて煮る作り方など、さまざまです。
ちなみに当店の茶粥に合うブレンドシリーズはすべてフィルターパックの茶袋に入っていますので、「ポン」と鍋に入れて火にかけておしまい!です。
もちろんじっくり手をかけて作ることも可能ですので、時間があるときは茶粥を生米から炊いて、野菜も加えてみるなどしてもよいかもしれませんね。
(それでも簡単にお作りいただけます)
生米から炊くと、お米にしっかりお茶の味が染みるのが楽しめます。
作り方は後でもう一度詳しくお伝えします。
茶粥のススメ
茶粥の良さはお粥の利点に、さらにお茶の作用も加わることですね。
ではまずはお粥の良さから伝えしたいと思います。
ところで、お粥にはどんなイメージがあるでしょうか?
お粥というと病気のときに食べることが多く、そのため、あまりよい印象がないという方もおられるのではないでしょうか?
知人の一人は「いつも病気のときに食べていたから、お粥というと美味しくないものというイメージしかない」と話していました。
そんな方にこそ茶粥を食べてもらいたいと思います。
きっと美味しさに驚かれると思います。
薬膳や中国料理でお粥を多く食べられていることからもわかるように、お粥は薬食同源の観点からも、体にとてもよい食べ物です。
どのように良いかというと、大昔からこんな言い伝えがあるくらいです。
粥有十利
お粥は病気のときに食べる以外に、お寺で修行僧が食べるものというイメージはありませんか?
曹洞宗を開いた道元禅師が残した文献『赴粥飯法』には、『粥有十利 (しゅうゆうじり)』というものが書かれています。
道元禅師はお粥には十の功徳(くどく)があると伝えています。
一、【色】体の血つやが良くなり
二、【力】気力を増し
三、【寿】長命となり
四、【楽】食べ過ぎとならず体が安楽になり
五、【詞清辯】言葉は清く爽やかになり
六、【宿食除】前に食べたものが残らず胸やけもせず
七、【風除】風邪を引かず
八、【飢消】消化よく栄養となって飢えを消し
九、【渇消】のどの渇きを止め
十、【大小便調適】便通も良い幻冬舎plus 心が疲れたらお粥を食べなさい https://www.gentosha.jp/article/2661/
こちらを読むだけでお粥が食べたくなりますね。
普段でもお粥を食べる習慣は、ぜひ取り入れていただけたらと思います。
レッツ粥活!です
※ご注意
お粥をよく噛まずに飲み込んでしまうと消化吸収が悪くなることがあります。
お粥は必ずよく噛んで食べるようにしましょう。
目標一口30回です!
烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズについて
烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズは、お茶と東洋ハーブがセットになっています。
「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」には誕生秘話があり、最初にお客さまが、当店のブレンドで茶粥を作り、召し上がってくださったことがきっかけでした。
これは素晴らしいアイデアだと感動しました。
昔から漢方粥や薬膳粥というものはあるのですが、もっと簡単に、もっと気楽にハーブを使った茶粥を楽しめるようにと試作を繰り返し、最終的に当店が茶粥を作るきっかけをくださったお客さまにも試作品を試していただいたりして、協力を仰ぎながら完成させました。
こうして生まれた「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」は、ですのでほかにはない、当店だけのオリジナル商品です。
もちろん天然素材だけでできています。
生みの親がお客さまということで、当店にとっては特に大切なお茶になっています。
こうした思い入れと、そして茶粥という食文化をぜひ広めたいという思いで誕生した「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」、次はそんな茶粥に合うブレンドシリーズの特徴をお伝えさせていただきます。
お茶だけでなく、ハーブも
先ほどお伝えしたように、当店の茶粥に合うブレンドシリーズにはお茶のほかに、ハーブが入っています。
茶粥の種類によって使っているハーブが異なりますが、どれも気軽に美味しく召し上がっていただけるよう、クセや苦味を抑えて配合しています。
東洋ハーブはちょっと苦手という方でも、心配なく召し上がっていただけると思います。
また、当店の特徴として、ベースにお好きなお茶をお選びいただけます。
現在選べるお茶の種類はこちらです。1
ぜひお好きなお茶をお選びください。
茶粥に合うブレンドシリーズのベース茶
当店はすべてのお茶がオーダーメイドで、お好きなベースのお茶を選べるのが特徴ですが、もちろん「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」でも同じようにお選びいただけます。
現在、当店がご用意しているベースのお茶は14種類。1
すべてのお茶をお選びいただけるようになっていますが、茶粥として食べやすいのはやはりほうじ茶や三年番茶、玄米茶かもしれません。
茶粥を食べる多くの地域でも、使うお茶は番茶、ほうじ茶が多いようです。
ですが茶粥に使うお茶にも決まりはなく、東北の方では弘法茶(サンペンズ、カワラケツメイという薬草です)、高知では碁石茶(発酵茶)を用いて茶粥を作るそうです。
はぶ茶やドクダミ茶で作る茶粥のレシピもありますよ。
当店でご用意しているお茶の中には、ジャスミン茶や和紅茶など、ちょっとお粥には合わないように感じる茶葉もありますが、実際に炊いてみると意外や意外、どれも美味しく召し上がっていただけると思います。
当店でお選びいただけるベースのお茶はこちらになります。
- 緑茶
- 玄米茶
- ほうじ茶
- 浅炒りほうじ茶
- 和紅茶
- 三年番茶
- 焙じはとむぎ茶
- 黒豆茶(刻み)
- 黒豆茶(丸)
- 黒烏龍茶
- ジャスミン茶
- ルイボス茶
- ハニーブッシュティー
こちらの全種類からお好きなお茶をお選びいただけます。
使うお茶に決まりはありませんので、お好みのお茶をお選びください。
次に、一般的な茶粥の作り方をお伝えします。
本当に簡単ですので、ご覧になってみてください。
茶粥の作り方
以下の作り方は一例です。
先にお粥を作り後から茶袋を加える方法、お茶を先に煮出し、茶袋を取り出してからお米を煮る方法など、作り方はさまざまです。
こちらでは煮るだけ簡単レシピをご案内しておりますので、お好みで作り方も変えてください。
当店の茶粥に合うブレンドシリーズで茶粥を作るときの特徴をお伝えします。
・生米からでも炊いてあるご飯(冷やご飯、冷凍ご飯)からでも作れます。
・お茶漬けでも召し上がれます。
・美味しくお飲みいただけるブレンドにお作りしていますので、お茶としてももちろんお楽しみいただけます。
一番簡単!炊いてあるご飯から作るとき(入れ粥)
お鍋に水300mlほどと茶袋、ご飯お茶碗4分の1~半分ほどを入れ火にかけます。
沸騰したら弱火にして5~10分ほど煮ます。
茶袋を取り除き、お茶碗によそって召し上がりください。
ちょっと本格派!生米から作るとき(炊き粥/揚げ粥)
お米大匙2~3杯を軽く洗います。
お鍋にお米と水400ml~500mlほどと茶袋を入れて火にかけます。
沸騰したら弱火にして10~15分ほど煮ます。
火を止めて(このとき、ご飯に少し芯が残っていても大丈夫です)蓋をし、そのまま10分ほど蒸らします。
茶袋を取り除き、お茶碗によそって召し上がりください。
茶粥の作り方ワンポイント
煮るときに蓋をするとサラサラ粥に、蓋をしないで煮るとトロトロ粥になります。
(蓋をしないで煮る場合は水分の蒸発に注意して、適宜お水を加えながら煮てください。蓋をするときは蓋をずらすなどして、吹きこぼれにご注意ください)
お豆やお芋などを一緒に煮る時は最初に入れます。
ご飯の量、水の量はお好みで調整してください。
茶粥一杯分用のご飯を小分けにして冷凍しておくと便利ですね。
お茶漬けでも召し上がれます
急須やティーポットに茶袋を入れ、沸騰したお湯300mlを注いだら5分蒸らしてお召し上がりください。
お茶として
急須やティーポット、マグカップに茶袋を入れ、沸騰したお湯300mlを注いだら5分蒸らしてお飲みください。
すべてご飯の量や水の量は目安です。お好きな分量で簡単にお作りいただけますので、ぜひお試しください。
最後に当店の茶粥に合うブレンドシリーズのラインナップをご紹介させていただきます。
お茶が選べる「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」ラインナップ
お茶が選べる「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」、現在5種類+お試しセットをご用意させていただきました。
お茶を味わう茶粥ブレンド
お茶を味わう茶粥ブレンドは東洋ハーブを少なめにしてあります。シンプルな味を楽しみたい方に。
原材料・・・ベースのお茶、ハトムギ、クコの実、ナツメ
内容量・・・7袋入/1袋入
7袋入 1,200円
1袋入 330円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
ベースのお茶はお好きなお茶をお選びいただけます(7袋入はすべて同じお茶になります)
浄々茶粥ブレンド
浄々茶粥ブレンドは苦みのある素材を使っていますが、できるだけ苦くならないようにブレンドしてあります。
原材料・・・ベースのお茶、ハトムギ、クコの実、ナツメ、焙じはぶ茶、グァバの葉
内容量・・・7袋入/1袋入
7袋入 1,300円
1袋入 340円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
ベースのお茶はお好きなお茶をお選びいただけます(7袋入はすべて同じお茶になります)
あったか茶粥ブレンド
あったか茶粥ブレンドはほんの少し柑橘の香りがしますが、クセが少ないようにブレンドしてあります。
原材料・・・ベースのお茶、ハトムギ、クコの実、ナツメ、ヨモギ、生姜
内容量・・・7袋入/1袋入
7袋入 1,400円
1袋入 350円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
ベースのお茶はお好きなお茶をお選びいただけます(7袋入はすべて同じお茶になります)。
和気茶粥ブレンド
和気茶粥ブレンドはほんの少し柑橘の香りがしますが、クセが少ないようにブレンドしてあります。
原材料・・・ベースのお茶、ハトムギ、クコの実、ナツメ、オニバスの種子、金柑
内容量・・・7袋入/1袋入
7袋入 1,500円
1袋入 370円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
ベースのお茶はお好きなお茶をお選びいただけます(7袋入はすべて同じお茶になります)
福来楽茶粥ブレンド
福来楽茶粥ブレンドは縁起の良い素材を集めて作った茶粥です。
原材料・・・ベースのお茶、クコの実、ハトムギ、ユリの根、ナツメ、黒豆、みかんの皮、熊笹、クロモジ
内容量・・・7袋入/1袋入
7袋入 1,500円
1袋入 370円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
ベースのお茶はお好きなお茶をお選びいただけます(7袋入はすべて同じお茶になります)
お茶を味わう茶粥ブレンドお試しセット
このひとつで3種類のベースのお茶が楽しめるお茶を味わう茶粥ブレンドのお試しセット。
ベースのお茶は、ほうじ茶、三年番茶、浅炒りほうじ茶のセットになります。
原材料・・・ベースのお茶、ハトムギ、クコの実、ナツメ
内容量・・・3袋入
3袋入 700円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
プラス素材
プラス素材
プラス素材は茶粥に合うブレンドシリーズのほか、どのブレンドに加えていただいても美味しくお飲みいただけます。
クコの実、炒りハトムギ、黒豆(遺伝子組換えでない)の3種類をご用意しています。
3種類セットでお求めの場合は、お得になっています。
クコの実 20g 600円
ハトムギ 20g 300円
黒豆 30g 450円
プラス素材セット クコの実・ハトムギ・黒豆(各1点) 1,200円
※素材、分量、価格は予告なく変更する場合があります。
お茶が選べる「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」お求めは
お茶が選べる「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」、お求めはこちらの申込みページ、またはオンラインショップからどうぞ。
BASE
minne
当店のオリジナルラインナップ「烏兎さんの茶粥に合うブレンドシリーズ」
よろしければぜひお試しください。
ありがとうございました。
暦のお茶 烏兎